胃食道逆流症



6年ほど前に胃食道逆流症の手術を受けられた時の経験談を紹介して頂きました。

(2005年4月)

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胃食道逆流症についてですが、我が家のケースですが、簡単にお話しします。

生まれた時、約2000グラム。その後、赤ちゃんの時期は胃の中でゲップがすぐたまり、ミルクの飲む量もふえず、せっかく飲んでもゲップと一緒にミルクをすぐ吐くという状態で、体重は増えず1歳の時に7000グラムほどでした。その後もまったく食欲もないし、あいかわらずゲップはすごいしミルクはすぐ吐くし、離乳食もすすまず、かなり長い間やわらかい離乳食を続けました。(もちろん病院の先生などには相談していましたが、まさか病気が潜んでいるとはわからずにいました。)

そして幼児期には風邪をひくたびに肺炎&入院を繰り返し、幼稚園年中になった時に(4歳)やはりかぜをこじらせ気管支炎になり突然吐血。緊急入院となり、その場で胃食道逆流症だと診断されました。たしかレントゲンをとって確定にいたったと記憶しています。(それまで肺炎で入院していた時には見つかりませんでした。)

診断された時、胃の形が赤ちゃんの時のようなとっくり型のままであったこと(胃の形の未成熟)に加えて、食道と胃をつなぐところの胃の入り口の筋肉の働きが悪く収縮がうまくできないという両方の要因があったため、胃食道逆流症のかなり悪いケースだとのことでした。場合によっては突然死にも繋がるケースもありえるとのことで、即、手術ということになりました。

この診断の時、お医者様から、生まれてからずっと胃液が常に噴水の様に食道にあがってきていた状態であったという説明も受けました。そして吐血は胃からあがってきた胃液が食道を痛め食道に潰瘍ができ、そこから出血したとのことでした。(たぶんすべての胃食道逆流症の方が手術や外科的な処置を施す必要がある訳ではないと思います。経過観察の場合もあるだろうし、症状の程度によりそれぞれでしょう。一般のご高齢の方にも胃食道逆流症はよくみられると新聞でよみました。)

ということで、我が家の場合はかなり悪かったケースだと思います。発見されるまで日常の中でも吐く事も多く、肺炎&吐血もありで、本人も大変だっただろうなと思います。

今は外科的な処置により、胃の形を通常の形にして、胃の入り口をしばってゲップがでない状態にしてあると説明をうけました。(なので炭酸飲料はさけています)再発は5%ときいています。毎年の検診は続けていますが大丈夫そうです。今は食欲もあるし、なんでも食べられる様になりました。(蛇足ですが、この時はウィリアムズ症候群の発見には至りませんでした。)



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