わたしをささえてくれたこと
ウィリアムズ症候群の女の子の作文(原文のまま)です。小学校を卒業する直前に、「12歳の主張」というテーマの作文を書き、それを暗記して6年生全員の前で発表するという国語の授業の成果です。許可をもらってブログ(http://lucky-seven-fairy.cocolog-nifty.com/blog/)から転載しました。これ以外にも参考になる経験談がたくさん掲載されていますので、一度ご覧になってください。
(2008年9月)
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みなさん知っていますか?
わたしが五年のときにけいけんしたこと、それは友達とのけんかです。
けんかをしては、図工しつではなしをしていました。
でも、6年生では、けんかをしなくなりました。
けんかをしていて、しょんぼりしているときに、一人の友だちの一言がありました。
「大じょうぶ?」その一言でわたしをかえてくれたのです。
運動かいの組体操での練習のとき、さぼてんや倒立がこわくてできなくってこわがっていたときに、とっくんをしてくれた中間たちがいたから、ここまでりっぱに、せいちょうできたんだと思います。
ささえてくれた中間に、私は、ありがとうというきもちでいっぱいです。
5年生まで、ずっとつらい思いをしてきました。
けんかをして、一人になったことも、ときどきありました。
さびしいようなくやしいようなそんなきもちでした。
でも、いまは、ちがいます。
楽しくてしかたありません。
いままでありがとう。
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