自分の子どものジグソーパズルの遂行に関する親の帰属意識:2種類の遺伝子病を比較する
Parents' Attributions of Their Child's Jigsaw-Puzzle Performance: Comparing Two Genetic Syndromes.
Ly TM, Hodapp RM.
Authors: Tran M. Ly, PhD (trannie@ucla.edu), National Science Foundation Postdoctoral Fellow, Graduate School of Education & Information Studies, 2005D Moore Hall, Box 951521, University of California, Los Angeles, Los Angeles, CA 90095.
Robert M. Hodapp, PhD, Professor, Vanderbilt University Kennedy Center for Research on Human Development, Box 328, 230 Appleton Place, Nashville, TN 37203.
Ment Retard. 2005 Apr;43(2):135-144.
プラダー・ウィリー症候群(n=20)とウィリアムズ症候群(n=21)の子どものジグソーパズル遂行に関する親の帰属を調べた。どちらのグループの親も外部的な帰属よりも内部的なそれに重要性を置いている。プラダー・ウィリー症候群の子どもの親は子どもがパズルを完成させたことを内部的要因(その子がパズルが得意な場合に特に)に帰す享楽的傾向があり、もっと難しいパズルを完成させる能力やより高い認知機能を得るという可能性についてはあまり重要視していない。また内部的な帰属と外部的な帰属を区別している。それに比して、ウィリアムズ症候群の子どもの親の帰属パターンは一貫性が見られない。これらの知見は、親が障害を持った自分の子どもの知的能力をどのように理解しているか、そしてどのように介入すると効果が得られるかを明らかにする。
(2005年3月)
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