Williams症候群、大動脈弁上狭窄症に対し同種肺動脈パッチを用いたBrom手術を施行した1例



板谷慶一、宮地鑑、宮本隆司、井上信幸、鳥井晋造、三好豊、山本信行、小原邦義
北里大学病院
第143回日本胸部外科学会 関東甲信越地方会要旨集(2007年9月1日)17ページ

症例は6歳男、Williams症候群、大動脈弁上狭窄(砂時計型)、両側肺動脈抹消狭窄を診断される。圧較差の進行を認め、評価のカテーテルで40mmHgの圧較差を認めた。術中所見で大動脈弁は3尖で左右冠動脈入口付近に外径10mmの狭窄部と左冠状動脈口遠位部にridgeを認めた。同種肺動脈をパッチとして用いたBrom手術を施行し、エコー上圧較差を認めていない。現在術後6ヵ月で経過良好である。

(2008年10月)



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