ウィリアムズ症候群における虚血性脳卒中:症例報告



Ischemic stroke in williams-beuren syndrome: a case report.

Lee WD, Hsu JJ, Huang FC, Chao MC, Chang YL, Huang MH.
Department of Physical Medicine and Rehabilitation, Kaohsiung Medical University Hospital, Kaohsiung, Taiwan.
Kaohsiung J Med Sci. 2009 Apr;25(4):212-6.

15歳の女児が顔面神経麻痺の急性発症と半身麻痺で入院した。患者は中程度の精神遅滞と発達の遅れの病歴があった。入院時、高血圧以外の生命徴候は安定していた。MRI検査によって、左莢膜と被殻に梗塞が認められた。患者が若年だったので、卒中に関する拡張検査を実施した。最終的にFISH検査でウィリアムズ症候群であることが確認された。これまでに報告されている症例と比較して、非観血的画像診断法により脳動脈狭窄も循環器系異常も見当たらなかった。ウィリアムズ症候群は循環器系特徴が顕著な複合的先天的奇形症候群であり、この症候群の患者の一生涯にわたる循環器系リスクを最小化するためには、定期的なアセスメントと血圧降下治療が必要である。

(2009年6月)



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