ウィリアムズ症候群における僧帽弁逆流症を伴う巨大左心房:症例報告



鈴木 龍介(1), 坂口 健, 上木原 健太, 毛利 雅治, 吉岡 祐希, 宮本 智也, 平山 亮, 渡辺 俊明, 松川 舞, 中島 昌道
熊本赤十字病院 心臓血管外科
胸部外科 2016 Feb;69(2):147-51

ウィリアムズ症候群と僧帽弁逆流症を有する43歳の女性がうっ血性心不全の治療のために入院してきた。 CTスキャンを行った結果、巨大左心房が明らかとなった。その他の循環器系異常は認められなかった。彼女は人工弁による僧房弁置換と、縫合術と改良Maze法による左心房容積縮小術を受けた。術後は心拍リズムが洞調律に戻り、胸部X線検査によって心胸郭比が正常に戻ったことが確認された。うっ血性心不全は再発していない。

(2016年5月)



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