ウィリアムズ症候群にみられた新たな画像所見:サンゴ徴候



A Novel Imaging Finding in Williams Syndrome: The Coral Sign.

Burt JR(1), Beavers K(2), Kendall M(2), Valente M(2), Garcia JA(2).
Author information:
(1)Florida Hospital, Orlando, FL, 32803, USA. jeremy.burt.md@flhosp.org.
(2)Florida Hospital, Orlando, FL, 32803, USA.
Pediatr Cardiol. 2018 May 7. doi: 10.1007/s00246-018-1883-y. [Epub ahead of print]

ウィリアムズ症候群の病歴を有する16歳の女性が2週間持続する間歇性のめまいで当院に来院した。ホルター心電図を見たところ、 短時間の非持続性心室頻拍が一回見られるだけではなく、数は少ないが2回、あるいは3回と発生する心室期外収縮を時々呈した。心エコーを行ったところ、異常で不整な左心室中隔が見られ、多方向に可動する有茎性筋肉突起が左心室空洞に向けて存在していた。心臓磁気共鳴検査の結果、左心室を横切る心筋の平行な隆線が複数確認された。これらの所見は海底を覆うサンゴ帯に非常によく似ている。このため、この所見は今後「サンゴ徴候」として知られることになる。我々が知る限り、ウィリアムズ症候群患者にこの所見がみられるという報告は他にはない。

(2018年5月)



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