ウィリアムズ症候群患者における心臓直下型総肺静脈還流異常症:症例報告
Infracardiac total anomalous pulmonary venous return in a patient with Williams syndrome: A case report.
Zou Y(1), Wu J, Wang G, Zhou C, Dong N.
Author information:
(1)Department of Cardiothoracic Surgery, Union Hospital, Tongji Medical College, Huazhong University of Science and Technology, Wuhan, Hubei Province, People's Republic of China.
Medicine (Baltimore). 2019 Jun;98(26):e16276. doi: 10.1097/MD.0000000000016276.
根拠:
総肺静脈還流異常症は希少な疾患であり、全先天性心臓疾患の1%を占める。また、ウィリアムズ症候群においても非定型な循環器異常である。ここに、我々は心臓直下型総肺静脈還流異常症を伴ったウィリアムズ症候群の症例を報告する。
患者の懸念点:
生後10日の時点で新生女児が息切れと泣いた後の紫斑を呈した。
診断:
臨床兆候と検査結果および心電エコーの所見から、患者は心臓直下型総肺静脈還流異常と診断された。
治療:
予後:
手術は成功し、患者は術後2か月で無事に退院した。しかし、この患者には、手術後6か月時点で、心臓直下型総肺静脈還流異常症に加えてウィリアムズ症候群の診断も下した。
(2019年7月)
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