ウィリアムズ症候群における腎血管性高血圧に対する画像診断を応用した非侵襲的な治療や組織診断



Interventional radiology for renovascular hypertension in children.

McLaren CA, Roebuck DJ.
Tech Vasc Interv Radiol. 2003 Dec;6(4):150-7.

子どもにおける腎血管性高血圧はまれであるが重要な臨床症状である。アテローム性動脈硬化症は、繊維筋性異形成症・神経線維腫症タイプ1・ウィリアムズ症候群あるいはその他のまれな病気の子どもにではめったに発病しない。腎血管に障害がある子どもは大動脈や腸間膜や脳など他の動脈にも障害を併発することが多い。画像診断を応用した非侵襲的な組織診断(interventional radiology)は腎血管性高血圧の診断・評価・治療に重要な役割を果たす。腎静脈のレニン(renin:酵素の一種)サンプリング検査は大人より子どもの方が有用である。というのは、子どもの場合動脈の障害が両側性かつ体節性があるからである。診断を目的とした血管造影法は腎臓の動脈、特により小さな血管枝の撮影において非観血的な他の造影法より優れている。治療法の選択肢には、血管形成術・ステント・エタノール塞栓形成がある。血管形成術は技術的に失敗することはほとんどなく、大抵の場合臨床的に価値がある改善が得られる。ステントが子どもに用いられるのは、血管形成術に失敗したときだけである。エタノール塞栓形成は血管形成術では治療できないレニン生成部位だけに焦点をあてた子どもの治療には適切であろう。

(2004年2月)



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