ビスホスホン酸(biphosphonate:パミドロン酸)一回の注入によるウィリアムズ症候群乳児の高カルシウム血症の長期治療
Long-term control of hypercalcaemia in an infant with williams-Beuren syndrome after a single infusion of biphosphonate (Pamidronate).
Oliveri B, Mastaglia SR, Mautalen C, Gravano JC, Pardo Argerich L.
Seccion Osteopatias Medicas, Hospital de Clinicas, Argentina. osteologia@ciudad.com.ar
Acta Paediatr. 2004 Jul;93(7):1002-3.
目的:
ウィリアムズ症候群患者の高カルシウム血症を治療薬としてのパミドロン酸の効果を報告する。
結果:
高カルシウム血症・妖精様顔貌・その他のウィリアムズ症候群に関係する異常形態を呈し、FISH法で確定診断を受けた14ヵ月の男児の症例を報告する。顕著な症候性高カルシウム血症に対応するため、13.0mg/dlのパミドロン酸を1mg/kgの投与量で1回だけ静脈内に注入投与した。2日後、血清カルシウムは正常レベルに戻り、その後経過観察を続けた12ヶ月間正常範囲内にあった。
結論:
パミドロン酸はウィリアムズ症候群で高カルシウム血症を併発する小児科患者に効果的であることが判明した。
(2004年8月)
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