興味深い経過を示したWilliams症候群の1男児例
安國 真理、白石 尚久、村田 浩章、長崎 理香
豊橋市民病院小児科
日本小児循環器学会雑誌 第19巻 第4号 (2003年7月) 452ページ
(第23回浜松小児循環器談話会 抄録 2002年6月22日)
症例は6歳男児、Williams症候群として1歳4ヵ月時より経過観察していたが、大動脈弁上および弁狭窄が著しく進行し現在手術待機中である。Williams症候群においては、乳児期に末梢性肺動脈狭窄が高度であっても加齢により軽減することがあるが、大動脈弁上狭窄は加齢によって進行することがあるため両者の経過を見極めたうえで手術適応を決める必要があると思われた。
(2005年11月)
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