Long segmental narrowing of the descending aorta : Staged stenting
篠原 徳子、富田 斉、蜂谷 貴、星 俊子
(埼玉県立循環器・呼吸器病センター循環器小児科、同心臓血管外科、同放射線科)
日本小児科学会雑誌 第107巻 第9号(平成15年9月1日) 1258-1259ページ
大動脈縮窄修復の既往があるWilliams症候群の15歳男児。主訴は上肢の高血圧(202/80)と頭痛。修復部よりも遠位の胸部下行大動脈に最小径2mm、長さ約6cmのlong segmental narrowingを認めた。経皮的バルーン拡大兼血管内ステント留置術を施行、7週間後にステント内腔のバルーン拡大を段階的に行った。上下肢血圧差は100→30mmHg、症状の改善がみられた。
(2005年11月)
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