Williams症候群の4例
横田 吾郎、渡辺 まみ江、岸本 小百合、間 智子、酒井 祐子、久野 建夫(佐賀医大児)
田崎 考(同臨床看護)
漢 伸彦、高柳 俊光(国立佐賀児)
富永 薫(国療東佐賀児)
日本小児科学会雑誌 第105巻 第4号、 489ページ (2001年)
Williams症候群は、精神発達遅滞、大動脈弁上狭窄、肺動脈抹消狭窄等の心血管奇形、妖精様顔貌を主徴とし、エラスチン遺伝子の欠失が原因である。生命予後は心血管病変の程度に関係が深い。症例は3ヵ月、1歳、3歳の男児と13歳の女児。中〜重度の精神発達遅滞があり特徴的な心病変がみられ、遺伝子検査により本症と診断した。自験例を含め、本症の診断、心血管病変につき考察し報告する。
(2006年9月)
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