膀胱尿管逆流症を伴ったWilliams症候群の1例
後藤 隆文、秋山 卓士、今治 玲助
国立病院岡山医療センター小児外科
日本小児科学会雑誌 第106巻 6号 2002年6月 791ページ
症例は男児。1歳時に尿路感染症からVURを指摘され、他医のエコーでも左腎盂・尿管の軽度拡張を指摘され当科紹介となる。また、生後0日に発熱で当院NICUに入院(ウィルス感染症疑い)していたが、心エコーの異常は認めなかった(血中カルシウム濃度も正常)。5度の左側VURと左ハッチ憩室を認め、2歳でVUR根治術を行った。夜尿や遺尿、腎瘢痕やVURの再発も無く、術後は順調に経過している。
(2005年11月)
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