ウィリアムズ症候群患者への暫間インプラント:4年間の経過観察
Transitional implants in a patient with Williams-Beuren syndrome: a four-year follow-up.
Mass E, Oelgiesser D, Tal H.
Department of Pediatric Dentistry, Maccabi Health Services, Tel Aviv, Israel. elimas@post.tau.ac.il
Spec Care Dentist. 2007 May-Jun;27(3):112-6.
ウィリアムズ症候群は多数歯欠損症(oligodontia)を含むいくつかの臨床症状で特徴つけられる。ウィリアムズ症候群患者における先天的欠損歯を再建することは、情緒と臨床両面とも重要課題である。ウィリアムズ症候群の若年患者における縮退中の歯槽骨(atrophied alveolar)に対して、上顎側切歯に対して暫間的インプラント(IPI:Immediate Provisional Implants)を実施した。インプラントの初期にはアクリル樹脂性歯冠を暫定的に使用し、その後半永久的な再建材料に交換した。本症例はその後4年に渡り経過観察を行った。IPIと暫定的歯冠を用いた欠失した上顎側切歯の再建は、簡便であり、持続的であり、患者やその家族から心理的にも受け入れやすいことが判明した
(2007年8月)
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