ウィリアムズ症候群の子どもの開咬3級の不正咬合に対する代替治療
Alternative treatment for open bite Class III malocclusion in a child with Williams-Beuren syndrome.
Vieira GM(1), Franco EJ(1), Rocha DF(2), Oliveira LA(3), Amorim RF(4).
Author information:
(1)Brazilian Dental Association. (2)University of Brasilia. (3)Department of Dentistry, UnB. (4)UnB.
Dental Press J Orthod. 2015 Jan-Feb;20(1):97-107.
ウィリアムズ症候群は稀少遺伝子疾患であり、20,000回から50,000回の出生に1回の割合で発生する。ウィリアムズ症候群の子どもは特定の骨格奇形、歯牙異常、舌に稀少な筋肉機能不全などがある。歯科矯正や下顎矯正などの治療が必要となることがあり、ひとたび複雑で個人別に立案する治療計画が必要になると、経験豊かな専門家にとっても実際的かつ臨床的に難しい治療になる。本研究では上顎骨の整形外科的拡張の症例を報告する。ここでは、上顎の時計回りの旋回を伴う上顎骨複合体の突出を改良型顔面マスクを用いて治療した。さらに、治療期間と整形外科療法の成果について特段の考察を行なった。
(2015年3月)
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