ウィリアムズ症候群における重度の下顎形成不全を伴う骨格クラスII不正咬合の治療のための歯科矯正外科的アプローチ



Orthodontic-Surgical Approach for Treating Skeletal Class II Malocclusion with Severe Mandibular Hypoplasia in Williams Syndrome.

室谷 智哉(1), 黒坂 寛(1), 山本 沙優里(1), 相川 友直(2), 田中 晋(3), 山城 隆(1).
Author information:
1)大阪大学大学院歯学研究科顎顔面口腔矯正学講座
2)広島大学大学院医歯薬保健学研究科口腔外科
3)大阪大学大学院歯学研究科顎顔面口腔外科学講座
Cleft Palate Craniofac J. 2025 May 19:10556656251339315. doi: 10.1177/10556656251339315. Online ahead of print.

この症例報告では、下顎後退プロファイル、下顎弓の重度の狭窄、および下顎形成不全を特徴とするウィリアムズ症候群患者の重度の不正咬合の治療の成功について詳しく説明する。この手順には、下顎拡張のための下顎結合の延伸と下顎前歯槽骨切り術が含まれていた。その後の治療には、ルフォーI型骨切り術、両側矢状分割骨切り術による下顎前進術、および頤形成術が含まれ、結果として咬合と顔のプロファイルが大幅に改善された。この症例報告の目的は、重度の下顎弓の狭窄と下顎形成不全を呈するウィリアムズ症候群患者の治療結果を提示することである。

（２０２５年５月）



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