ウィリアムズ症候群とダウン症候群の子どもの法令文書における視力問題の過小報告



The Underreporting of Vision Problems in Statutory Documents of Children with Williams Syndrome and Down Syndrome.

Harvey H(1), Ashworth M(2), Palikara O(3), Van Herwegen J(2).
Author information:
(1)SeeAbility, Newplan House 41 East Street, Epsom, KT17 1BL, UK. hannahhvharvey@gmail.com.
(2)Department of Psychology and Human Development, UCL Institute of Education, London, UK.
(3)Centre for Education Studies, University of Warwick, Coventry, UK.
J Autism Dev Disord. 2020 Apr 28. doi: 10.1007/s10803-020-04520-5. [Epub ahead of print]

視力問題は発達予後に対してマイナスに働く可能性がある。ウィリアムズ症候群とダウン症候群の子どもは視力問題の高いリスクにさらされており、診断時点では覆い隠されていることや眼管理へのアクセスが容易ではないことから検知されることは少ない。EHCプラン(Education, Health and Care plans)は2014年にイングランドで制定された「子ども家族法(the Children and Families Act)」で導入された法令文書であり、この分野で提供される施策を横断的に統合することを目指している。視力に関する課題もこの計画で報告され、視力問題を補正するための適切な方法を推奨すべきである。我々はウィリアムズ症候群とダウン症候群の子ども53人分のEHCプランを分析した。その結果、特にウィリアムズ症候群のこどもに対して顕著な過小報告が行われ、どのような補正を行うべきかに関しての説明がほとんどない。併せて利用可能な良い実践例を報告する。

【訳者注】 (2020年5月)



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