神経発達疾患における睡眠



Sleep in Neurodevelopmental Disorders.

Esbensen AJ(1),Schwichtenberg AJ(2).
Author information:
(1)Cincinnati Children's Hospital Medical Center.
(2)Purdue University.
Int Rev Res Dev Disabil. 2016;51:153-191. doi: 10.1016/bs.irrdd.2016.07.005.

知的・発達障害(IDD)の患者は母集団に比べて睡眠障害を経験する頻度が高い。知的・発達障害の患者は不均一なグループであるにもかかわらず、遺伝子疾患や障害の中にはいくつかの睡眠障害クラスターが存在する。本レビューでは、アンジェルマン症候群、コルネリア・デ・ランゲ症候群、ネコ鳴き症候群、ダウン症候群、脆弱X症候群、プラダ―・ウィリー症候群、スミス・マゲニス症候群、ウィリアムズ症候群、自閉症スペクトラム障害、特発性知的・発達障害が経験する睡眠障害の有病率について要約する。睡眠障害に関連する要素と睡眠治療に関する実績を各神経発達疾患についてレビューする。神経発達疾患の睡眠に関する研究に関してレビューを行う、これには、睡眠障害の定義と測定の一貫性の必要性、研究設計と結果の報告に関する考察、睡眠治療の評価がある場合はそれに関する考察が含まれる。

(2017年5月)



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