ウィリアムズ症候群における上部頭頂葉の障害の証拠
Evidence for superior parietal impairment in Williams syndrome.
Eckert MA, Hu D, Eliez S, Bellugi U, Galaburda A, Korenberg J, Mills D, Reiss AL.
Department of Psychiatry and Behavioral Sciences, Stanford University School of Medicine, Palo Alto, CA 94305, USA. meckert@stanford.edu
Neurology. 2005 Jan 11;64(1):152-3.
ウィリアムズ症候群における著しい視空間障害は頭頂葉の障害が影響しているという仮説がある。著者らはウィリアムズ症候群患者17人と、女性成人17人からなる対照群に対して上部頭頂葉及び下部頭頂葉を測定した。右及び左の上部頭頂葉の灰白質容量は対照群に比較してウィリアムズ症候群の患者では有意に少なく、大脳全体の灰白質容量で標準化した場合でも同様である。上部頭頂葉機能の障害でウィリアムズ症候群の視空間障害や視覚と運動の協応の問題を説明できる可能性がある。
(2005年1月)
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