ウィリアムズ症候群の子どもの知的能力の長期的判定:カウフマン簡易知能検査第2版の成績によるマルチレベルモデル



Longitudinal assessment of intellectual abilities of children with Williams syndrome: multilevel modeling of performance on the kaufman brief intelligence test-second edition.

Mervis CB, Kistler DJ, John AE, Morris CA.
University of Louisville.
Am J Intellect Dev Disabil. 2012 Mar;117(2):134-55.

ウィリアムズ症候群の子どもの知的能力を計測した標準スコアが長期的に安定していることを示すためにマルチレベルモデルを摘要した。被験者は遺伝子検査の結果ウィリアムズ症候群と診断された40人の子どもで、平均5.06年の間に4から7回のカウフマン簡易知能検査第2版(Kaufman Brief Intelligence Test-Second Edition (KBIT-2; A. S. Kaufman & N. L. Kaufman, 2004 )を受けた。最初の検査時の年齢は7.44歳(範囲は4.00歳から7.44歳)だった。平均でみると、KBIT-2の複合知能指数、言語性標準スコア、非言語性標準スコア、は4歳から17歳まで安定している一方で、個人的にみた場合は抑制(intercept:複合知能指数、言語性標準スコア、非言語性標準スコア)と傾斜(slope:複合知能指数、非言語性標準スコア)に有意差がみられた。母親の教育が言語性標準スコアの抑制との間に有意な相関がみられた。性別による有意差はみられない。ウィリアムズ症候群における表現型/遺伝子型の相関関係に関する研究にも言及する。

(2012年4月)



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