具象語彙と関連語彙:ウィリアムズ症候群とスミス・マゲニス症候群の比較
Concrete and relational vocabulary: Comparison between Williams and Smith-Magenis syndromes.
Garayz?bal Heinze E(1), Os?rio A(2), Lens M(3), Sampaio A(2).
Author information:
(1)Department of Linguistics, Universidad Aut?noma of Madrid, Spain. Electronic address: elena.garayzabal@uam.es.
(2)Neuropsychophysiology Lab, CIPsi, School of Psychology, University of Minho, Braga, Portugal.
(3)Vigo Parkinson Disease Association and Pontevedra Medical Centre, Spain.
Res Dev Disabil. 2014 Sep 3;35(12):3365-3371. doi: 10.1016/j.ridd.2014.07.055.
ウィリアムズ症候群とスミス・マゲニス症候群という2種類の臨床グループについて、具象語彙と関連語彙に関する能力の比較を行った。我々は、a)ウィリアムズ症候群のグループの特徴として具象語彙知識に優れていると言われている通り、具象語彙がスミス・マゲニス症候群と比較して良いかどうか、b)ウィリアムズ症候群の空間処理障害が空間関連語彙に関する知識の特殊性に影響を及ぼしているかどうか、c)スミス・マゲニス症候群を概説する特定の語彙特徴があるかどうか、を分析した。その結果、受容具象語彙と関連語彙に関しては両グループが同じ成績を示した。しかし、予想された通り、ウィリアムズ症候群のグループは空間関連語彙の成績が有意低かった。
(2014年9月)
目次に戻る