ウィリアムズ症候群における知能、視覚運動機能、人格特徴と適応行動との関連



The Association of Intelligence, Visual-Motor Functioning, and Personality Characteristics With Adaptive Behavior in Individuals With Williams Syndrome.

Fu TJ, Lincoln AJ, Bellugi U, Searcy YM.
Am J Intellect Dev Disabil. 2015 Jul;120(4):273-88. doi:10.1352/1944-7558-120.4.273.

ウィリアムズ症候群は適応行動の障害と不均等な適応プロフィールを有している。本研究ではウィリアムズ症候群における能、視覚運動機能、人格特徴と適応行動との関連を調査する。ウィリアムズ症候群患者100人と他の病因からなる発達障害患者25人を対象とした。研究の結果、知能指数と視覚運動機能が有意にウィリアムズ症候群患者における適応行動の予測因子であることが判明した。特に視覚運動機能は視覚運動機能全体の独自分散の量の先行指標であり、知能指数が分散に与える影響をはるかに上回っている。この研究はウィリアムズ症候群患者の視覚運動や視覚機能に対する治療の必要性を強調している。

(2015年7月)



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