ウィリアムズ症候群の乳児や幼児の適応行動と発達



Adaptive Behavior and Development of Infants and Toddlers with Williams Syndrome.

Kirchner RM(1), Martens MA(2), Andridge RR(3).
Author information:
(1)Department of Neuroscience, The Ohio State University, ColumbusOH, USA; Department of Psychology, The Ohio State University, ColumbusOH, USA.
(2)Department of Psychology, The Ohio State University at Newark, NewarkOH, USA; Nisonger Center, The Ohio State University, ColumbusOH, USA.
(3)Department of Biostatistics, The Ohio State University, Columbus OH, USA.
Front Psychol. 2016 Apr 28;7:598. doi: 10.3389/fpsyg.2016.00598.

ウィリアムズ症候群は神経発達障害であり、適応行動や摂食や睡眠の障害、認知の遅れ、発達遅滞などの原因となる。ウィリアムズ症候群の子どもや成人の特徴を探る研究は行われているが、この症候群のごく初期の子どもについてはあまり知られていない。本研究は年齢が3カ月から5歳までのウィリアムズ症候群の乳児と幼児16人の発達や適応行動の特徴を調べる。このプロジェクトのデータは2007年から2014年伊かけて収集し、両親からの報告データや標準発達検査などを含む。両親の31パーセント(31.3%)は彼らのウィリアムズ症候群の乳児や幼児には睡眠障害があり、58.3%は摂食があると報告している。適応行動のレベルは適応行動評価システム第2版(the Adaptive Behavior Assessment System, Second Edition)を用いて測定したところ軽度遅滞の範囲に入った。食事や一人での着替えなどの自己管理(セルフケア)能力は、社会生活をするために必要とされる、自分の家を認識することやごみを捨てることなどの能力に比べて有意に弱い。自己管理能力の障害は食事や睡眠で報告されている障害と関係していると仮定している。運動機能は乳児幼児の発達に関するベイリー尺度第3版( the Bayley Scales of Infant and Toddler Development, Third Edition)によれば、認知や言語にくらべて有意に低い。本研究はこの症候群の乳児や幼児に対して発達のすべての分野、特に自己管理能力について早い時期での介入の必要性に光を当てている

(2016年5月)



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