ウィリアムズ症候群の成人における社会的脆弱性に対する知覚レベル評点に関する両親および本人の報告



Parent and Self-Report Ratings on the Perceived Levels of Social Vulnerability of Adults with Williams Syndrome.

Lough E(1), Fisher MH(2).
Author information:
(1)Department of Psychology, Durham University, Science Laboratories, South Road, Durham, DH1 3LE, UK. e.f.lough@durham.ac.uk.
(2)Department of Counseling, Educational Psychology and Special Education, Michigan State University, East Lansing, MI, USA.
J Autism Dev Disord. 2016 Aug 9. [Epub ahead of print]

本研究は、ウィリアムズ症候群の成人における社会的脆弱性に対する知覚レベル評点に関する両親の報告と本人の報告を比較する多情報アプローチ(a multi-informant approach )である。被験者は102人のウィリアムズ症候群の成人と彼らの両親から構成される。両親は社会的脆弱性アンケートに、ウィリアムズ症候群の成人はそのアンケートの適応版に、それぞれ回答した。両親は一貫してかれらの息子や娘が報告されているウィリアムズ症候群患者より社会的脆弱性のレベルが高いと報告しているが、感情的虐待(emotional abuse)だけは例外であった。両親の報告に比べてウィリアムズ症候群の成人は社会的脆弱性に対するの評価が低いが、これは自分自身の脆弱性に対する洞察に関する新しい知見を提供している。これらの発見は、社会的脆弱性を対象として設計された治療に対する多情報アプローチの一部として自ら自覚することの大切さに光を当てるものである。

(2016年8月)



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