句話法あるいは流暢な言語を有するウィリアムズ症候群の子どもにおける自閉症スペクトラム症



Autism Spectrum Symptomatology in Children with Williams Syndrome Who Have Phrase Speech or Fluent Language.

Klein-Tasman BP(1), van der Fluit F(2), Mervis CB(3).
Author information:
(1)Department of Psychology, University of Wisconsin-Milwaukee, P.O. Box 413, Milwaukee, WI, 53201, USA. bklein@uwm.edu.
(2)Northwest Kaiser Permanente, 3550 N Interstate Avenue, Portland, OR, 97227, USA.
(3)Department of Psychological and Brain Sciences, University of Louisville, 317 Life Sciences Building, Louisville, KY, 40292, USA.
J Autism Dev Disord. 2018 Apr 18. doi: 10.1007/s10803-018-3555-4. [Epub ahead of print]


句話法あるいは流暢な言語を有するウィリアムズ症候群の子どもにおける自閉症スペクトラムに関連する症状の特徴を明らかにするために、自閉症観察診断検査(Autism Diagnostic Observation Schedule)のモジュール2と3を使用した。自閉症スペクトラムの閾値に達していた子どもは、モジュール2を完了した子どもの35%(14/40)、モジュール3では30% (18/60) であった。言語能力機能としての社会的コミュニケーションの長所・短所に関する類似性と相違が明らかになった。症状の重症度は句話法を用いる被験者においては知能指数と負の相関があったが、流暢な言語を有する被験者には相関はなかった。子の知見はウィリアムズ症候群患者が自閉症スペクトラム障害を有するリスクが母集団より高まっていること、さらにウィリアムズ症候群の子どもの社会的コミュニケーションに対する微妙に異なる感覚に寄与することを示唆している。

(2018年4月)



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