ウィリアムズ症候群患者における選択的セロトニン再取り込み阻害薬の有効性と安全性
Effectiveness and Safety of Selective Serotonin Reuptake Inhibitors in Individuals with Williams Syndrome.
Snapir L(1)(2), Elazar M(1), Cohen T(1), Weinberger R(1), Schwartz-Lifshitz M(1), Taler M(2)(3), Gothelf D(1)(2)(4).
Author information:
(1)The Department of Child and Adolescent Psychiatry, Behavioral Neurogenetics Center, Edmond and Lily Safra Children's Hospital, Sheba Medical Center, Tel Hashomer, Israel.
(2)Gray Faculty of Medical & Health Sciences, Tel Aviv University, Tel Aviv, Israel.
(3)Pediatric Molecular Psychiatry Laboratory, Sheba Medical Center, Tel Hashomer, Israel.
(4)Sagol School of Neuroscience, Tel Aviv University, Tel Aviv, Israel.
J Child Adolesc Psychopharmacol. 2026 May 13:10445463261451798. doi: 10.1177/10445463261451798. Online ahead of print.
目的:ウィリアムズ症候群の患者は不安障害やうつ病が一般的だが、この集団における薬物治療に関するデータは限られている。本研究は、不安およびうつ障害の治療を受けたウィリアムズ症候群患者における選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)の有効性と安全性を評価することを目的とした。
方法:2010年から2025年の間にSSRIで治療され、遺伝的に確定した患者を、ウィリアムズ症候群患者向けのクリニックで遡及的カルテレビューを実施した。14人の子どもおよび成人(男性5人、女性9人、平均年齢:23.2歳±11.9歳)が組入基準を満たし、16件の異なるSSRI治療治験に貢献した。疾患の重症度は、ベースラインおよび直近の経過観察で臨床総合印象重症度尺度(the Clinical Global Impressions-Severity scale:CGI-S)および臨床総合印象改善尺度(the Clinical Global Impressions-Improvement scale:CGI-I)を用いて評価された。
結果:CGI-Sスコアはベースライン時の4.62±0.81から、直近の経過観察時の3.06±1.12へ有意に低下した(t(15)=3.83、p=0.002)。16件中9件(56.2%)の試験が大幅または非常に大幅に改善されたと評価された(CGI-I=1または2)。SSRI治療の平均期間は3.95±3.91年(範囲:0.75〜16年)だった。2件の試験(12.5%)で有害事象が記録され、有害事象による治療中止は認められなかった。
結論:SSRI治療はウィリアムズ症候群患者において効果的で良好な許容性を示した。前向き対照研究が必要である。
(2026年5月)
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