ウィリアムズ症候群における相貌と場所に関する処理:背側・腹側の解離に関する証拠



Face and place processing in Williams syndrome: evidence for a dorsal-ventral dissociation.

Paul BM, Stiles J, Passarotti A, Bavar N, Bellugi U.
Joint Doctoral Program in Clinical Psychology, San Diego State University/University of California, USA
Neuroreport 2002 Jul 2;13(9):1115-9

ウィリアムズ症候群の人は視空間領域の能力、特に相貌認知とその他の視空間課題の間に興味深い解離が見られる。この人々については、刺激と期待される応答と課題の困難さ(対照群にとって)の間の整合を取ることがこの領域における検査結果を比較する場合にとても重要になる。ウィリアムズ症候群の人と、8歳から9歳で正常に発達した子どもや成人でウィリアムズ症候群の被験者と暦年齢が一致する対照群について、正確に一致させた2種類の認知課題に対する成績を検査した。課題の一つは相貌認知の評価であり、他の一つは場所に関する刺激処理熟達度合いの評価である。ウィリアムズ症候群には存在し、対照群には見られないパターンがあり、これは同症候群の背側経路機能に特異的な障害があることを示唆している。

(2002年8月)



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