ウィリアムズ症候群の子どもの成長ホルモン療法:事例報告



Growth hormone treatment in a child with Williams-Beuren syndrome: a case report.

Kuijpers GM, De Vroede M, Knol HE, Jansen M
Department of Endocrinology, Wilhelmina Children's Hospital, Utrecht University, The Netherlands. g.kuijpers@wkz.azu.nl
Eur J Pediatr 1999 Jun;158(6):451-4

成長遅滞はウィリアムズ症候群に共通的に見られる。同症候群の低身長の原因は不明であ る。内分泌検査の結果、成長ホルモン−インシュリンタイプの成長因子I型軸(the growth hormone-insulin-like growth factor I axis)に関する異常は見当たらなかった。ウィリ アムズ症候群と確定診断を受け、典型的な成長ホルモン欠乏症が発見され、成長ホルモン 療法がよく効いた男児について報告する。

結論:成長ホルモン欠乏症はウィリアムズ症候群に見られる低身長の一般的な原因ではな いと考えられるが、それにかかわらず、成長ホルモン−インシュリンタイプの成長因子I 型軸の検査を全員が受けることを勧める。

(1999年6月)

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