新規の環境と慣れている環境の2種類におけるウィリアムズ症候群患者の昼間コルチゾルプロフィール



Diurnal cortisol profile in williams syndrome in novel and familiar settings.

Lense MD, Tomarken AJ, Dykens EM.
Am J Intellect Dev Disabil. 2013 May;118(3):201-10. doi:
10.1352/1944-7558-118.3.201.

ウィリアムズ症候群は不安症や社会的問題の発生頻度が高くなる神経発達遺伝子障害である。我々はウィリアムズ症候群成人について新規の環境と慣れている環境の2種類でストレス反応のバイオマーカーの一種である昼間コルチゾルを測定し、正常に発達した成人のプロフィールと比較した。ウィリアムズ症候群と正常に発達した被験者は慣れている環境においては同じようなプロフィールを示したが、ウィリアムズ症候群の被験者は社会的要求度が高い新規の環境においては一日の遅い時間になるとコルチゾルが上昇した。ウィリアムズ症候群におけるコルチゾル覚醒反応は両親から得た報告にある身体的愁訴や社会的困難さのレベルと関連する。この結果は、ウィリアムズ症候群の成人は一日の間における社会的、行動的変遷に敏感であることを示していると思われる典型的な昼間コルチゾルプロフィールを有している。

(2013年7月)



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