自閉症スペクトラム障害およびウィリアムズ症候群の若者のパーソナルスペースの侵害:社会的反応性尺度から得られた洞察



Violations of Personal Space in Young People with Autism Spectrum Disorders and Williams Syndrome: Insights from the Social Responsiveness Scale.

Lough E(1), Hanley M, Rodgers J, South M, Kirk H, Kennedy DP, Riby DM.
Author information:
(1)Department of Psychology, Durham University, Science Laboratories, South Road, Durham, DH1 3LE, UK.
J Autism Dev Disord. 2015 Jul 24. [Epub ahead of print]

対人距離の調節は社会的相互作用をうまく機能させるためにとても重要である。我々は、ウィリアムズ症候群と自閉症スペクトラム障害におけるパーソナルスペースの自覚に関して正常に育った人と比較調査を行った。ウィリアムズ症候群と自閉症スペクトラム障害を有する患者は正常に育った人に比べて、他人のパーソナルスペースに顕著に侵入しやすいと両親から報告がある。ウィリアムズ症候群の患者は他者のパーソナルスペース境界に対してほとんど自覚していないとの報告がある。ウィリアムズ症候群と自閉症スペクトラム障害は正反対の社会的プロフィールを示すと言われているにもかかわらず、社会的相互作用を行う際に対人距離の調節を行う機能、正確に言うと調節が行えない点で類似点がある。この知見は、社会的に不安点なこのグループにおいて、非典型的な扁桃核の機能との関連、あるいは実社会での行動に対する抑制的コントロールや不安との関連を技異論する。

(2015年8月)



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