直腸脱に認められた直腸の仙骨への固定不良



住田 亙1,小野 靖之1,渡邉 芳夫1,2, 高須 英見1,大島 一夫1,3,小松崎尚子1,4

1 あいち小児保健医療総合センター小児外科
2 大府あおぞら有床クリニック小児外科
3 名古屋大学小児外科
4 久留米大学小児外科
日本小児外科学会雑誌 第52巻 1 号 2016年 2 月,pp. 83-88

【目的】 【方法】 【結果】 【結論】
(略)

IV 考察

(略)

一方,われわれの検討症例にWilliams 症候群が4 例含まれており,4 例全例が手術を施行されている.Williams 症候群は,特異的顔貌,心血管系障害,知的障害などを主要兆候とする症候群で,直腸脱との関連は明らかではないが15%に直腸脱が見られるとの報告もある.Williams症候群の患者は全身の結合織が脆弱なため,直腸脱を発症しやすく保存的に治癒しにくい可能性がある.

(略)

(2020年1月)



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