ウィリアムズ症候群のきょうだいに関する研究
−障害児・者のきょうだい研究の概観と本研究の方向性の検討−



A Study on Siblings of Persons with Williams Syndrome
- Review of Studies on Siblings of Children/Persons with Disabilities and the Future Directions of this Research -

安 藤 朗 子* 吉 澤 一 弥** 和 田 直 人*** 甲 斐 聖 子* 根 津 知佳子***
*家政学研究科児童学専攻
Graduate School of Human Science and Design Division of Child Studies
** 日本女子大学名誉教授
Professor Emeritus of Japan Women’s University
***人間生活学研究科人間発達学専攻
Graduate School of Human Life Science Division of Human Development
日本女子大学大学院紀要 家政学研究科・人間生活学研究科 第29号 235-243ページ(2023)

本研究は,障害児・者のきょうだいに関する研究と支援の動向を概観し,ウィリアムズ症候群のきょうだい研究と支援の方向性を検討することを目的とした。その結果,きょうだいは,障害児・者から否定的及び肯定的の両側面の影響を受けており,きょうだい自身が支援の必要な存在であること,障害児・者からの影響には,障害種別や家族関係等のさまざまな要因が関連しているため,個別性に応じた支援が必要であることが示された。また,きょうだい支援は,同じ立場のきょうだいが交流する場における心理社会的な支援が主であるが,専門家からの教育的な支援や,きょうだいの発達段階に応じた支援,家族の関係性を視座においた支援の必要性や重要性が示された。今後のウィリアムズ症候群のきょうだい研究と支援の方向性として,@障害種による特徴,Aきょうだいの発達段階における問題とその対応,B家族の関係性,Cきょうだいとの協働,の4つの視点を提案した

(2023年7月)



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