ウィリアムズ症候群の治療研究への参加者の多様性
Diversity of Participants in Williams Syndrome Intervention Studies.
Shin E(1)(2), Ravichandran C(1)(3)(4)(5), Renzi D(1)(4), Pober BR(4)(6), McDougle CJ(1)(4)(5), Thom RP(7)(8)(9).
Author information:
(1)Lurie Center for Autism, 1 Maguire Road, Lexington, MA, 02421, USA.
(2)Haverford College, Haverford, PA, USA.
(3)McLean Hospital, Belmont, MA, USA.
(4)Massachusetts General Hospital, Boston, MA, USA.
(5)Department of Psychiatry, Harvard Medical School, Boston, MA, USA.
(6)Department of Pediatrics, Harvard Medical School, Boston, MA, USA.
(7)Lurie Center for Autism, 1 Maguire Road, Lexington, MA, 02421, USA.
(8)Massachusetts General Hospital, Boston, MA, USA. rthom@mgh.harvard.edu.
(9)Department of Psychiatry, Harvard Medical School, Boston, MA, USA.
J Autism Dev Disord. 2023 Aug 16. doi: 10.1007/s10803-023-06088-2. Online ahead of print.
目的:本研究はウィリアムズ症候群の治療研究への参加者の多様性を明らかにする。
手法:ウィリアムズ症候群患者を含む前向き治療研究を特定するために文献検索を行った。年齢・性別・認知能力・社会経済的状態・人種・民族という情報を含めて報告されたデータを抽出した。
結果:適格な11篇の論文が特定された。人口統計学的要因が報告されている状況は様々であり、年齢と性別が最も多く(100%)報告され、人種(18%)と民族(9%)の報告が最も少なかった。人種や民族(n=33)が報告されている2本の研究から得られる人口統計学的統合データによれば、被験者の88%は白人である。全被験者の平均年齢は20.9歳であった。
結論:ウィリアムズ症候群の治療研究におおいて、社会経済的状態や人種や民族など、いくつかの人口統計学的要素が報告される割合は低い。ウィリアムズ症候群の研究において、少数の人種や民族グループ、年齢の高い被験者、認知的障害の程度が重度の被験者などについての報告を増やす必要がある。
(2023年8月)
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