知的発達症患者のセクシャリティに関する両親の態度と信念:ブラジル人サンプルとしてのウィリアムズ症候群患者の両親から得られる洞察
Parental attitudes and beliefs about sexuality of individuals with intellectual disability: Insights from a Brazilian sample of parents of individuals with Williams syndrome.
Monteiro RO(1)(2), Tafla TL(3), Rodriguez JDM(3), Teixeira ST(4), Honjo RS(5), Kim CA(5), Teixeira MCTV(3).
Author information:
(1)Vasco Navarra School of Family Therapy, Bilbao, Spain.
(2)Fernando Pessoa University, Porto, Portugal.
(3)Postgraduate Program in Developmental Disorders at Mackenzie Presbyterian University, Sao Paulo, Brazil.
(4)Undergraduate Course in Medicine, Universidade Nove de Julho, Sao Paulo, Brazil.
(5)Genetics Unit of the Instituto da Crianca - Hospital das Clinicas HCFMUSP, Faculty of Medicine, University of Sao Paulo, Sao Paulo, Brazil.
J Appl Res Intellect Disabil. 2023 Aug 31. doi: 10.1111/jar.13155. Online ahead of print.
背景:ウィリアムズ症候群患者の性的な行動に見せる情動的表現は、特に両親が性教育の方法やその分野の専門家のサポートなどに関する情報を持っていない場合、リスキーな行動に繋がる可能性がある。
手法:知的発達症のある成人に対する性的態度尺度(The Attitudes to Sexuality Questionnaire for Individuals with Intellectual Disabilities)を用いて、知的発達症を有する患者のセクシャリティや性教育に対する親の信念・態度・関心事を確定させた。サンプルはウィリアムズ症候群患者(平均年齢12.8歳(SD=4.5)、57.1%が男性)の親35人で構成される。
結果:両親は、知的発達症を有する患者が成長して大人になったときに有性生殖に合意できれば、結婚や性的関係の可能性があると信じていた。両親へのガイダンスに加えて性教育が専門家から提供されるべきだと両親は考えていた。
結論:このデータは両親が知的発達症を有する患者のセクシャリティ面に対する療育の明確なガイドラインを持つことの必要性を強調している。
(2023年9月)
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