無題(早期診断の影響について)



[Article in French]

Ollivier AM
Centre d'assistance educative du tout-petit, centre d'action medicosociale precoce de l'entraide universitaire, Paris, France.
Arch Pediatr 2000 Nov;7(11):1221-7

遺伝学分野における近年の躍進によって遺伝病の多くがごく早期に診断可能になってきた。 普通この進歩は有益だと考えられている。しかし、それほど単純だろうか? どのような 情報が両親に渡っているのだろか? その情報はどのくらい有益なのか? 誰にとって か?子どもの発達にどのような影響を与えるのか? ウィリアムズ症候群の3人の子ども に関する事例と、この症候群の認知や行動の表現型に対する現在の知識が、これらの疑問 に答える手がかりを与えてくれる。答えは特別でも決定的でもないはずである。この研究 の目的は現在の知識や将来の発見を否定することではなく、ごく早期に伝えられる診断、 特に病気に伴う障害の予告の影響をゆっくりと考えてみることである。

(2000年12月)



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