ウィリアムズ症候群の患者は利き手や利き目が左である頻度が高い


Increased Prevalences of Left-handedness and Left-eye Sighting Dominance in Individuals with Williams-Beuren Syndrome.

Van Strien JW, Lagers-Van Haselen GC, Van Hagen JM, De Coo IF, Frens MA, Van Der Geest JN.
Department of Psychology, Erasmus University Rotterdam, the Netherlands.
J Clin Exp Neuropsychol. 2005 Nov;27(8):967-76.

ウィリアムズ症候群の患者50人(男性25人、女性25人)に対して利き手と利き目の調査を行った。利き手と利き目が左である発生頻度を一般母集団のそれと比較した。その結果ウィリアムズ症候群の患者において利き手や利き目が左である発生頻度が高いことが判明した。発生頻度は高年齢よりも低年齢のほうが、女性よりも男性のほうが高い。ウィリアムズ症候群における左利きの発生は成熟が遅れることの結果であり、このために先天的に決定されている側性パターンからの逸脱が発生すると考えられる。

(2005年10月)



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