高カルシウム血症をどう考えるか



古橋 協、大関 武彦
浜松医科大学小児科
小児科 第43巻 第6号、707-713ページ(2002年6月)

小児期における高カルシウム(Ca)血症は全身倦怠感、成長障害や便秘などの一般臨床においてよく遭遇する症状を呈する。よって、非特異的な症状のある場合には必ず血清Ca値の評価はなられなければならない。また、重症の高Ca血症におては意識障害を呈することもある。高Ca血症が存在した場合その原因疾患を十分に検索し、対処していく必要がある。本稿においては新生児期から小児期における高Ca血症の識別診断についてこれまでの報告も全般的に考察した。

中略

W.乳児特発性高Ca血症、Williams症候群 (訳者注:elastin遺伝子は7番染色体短長腕部に存在する。上記は記述ミスと考えられる)

(2006年4月)



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