肝機能障害を合併したWilliams症候群の1例



西 奈津子、光武 伸祐、山口 朋奈、漢 伸彦、江頭 昌典、高柳 俊光(国立佐賀児)
日本小児科学会雑誌 第105巻 第4号、 489ページ (2001年)

Williams症候群は7番染色体の部分欠損により精神発達遅滞、心血管奇形異常、特異的顔貌等を呈する疾患であるが、肝機能障害を伴う症例報告は稀である。症例は3ヵ月男児、遷延する黄疸と肝機能異常の検査目的で入院となったが、肺動脈弁上狭窄を指摘され、染色体検査(FISH法)にてish del(7)(q11.23q11.23)、Williams症候群と診断した。現在は外来にて経過観察中であるが、漢機能異常は持続している。

(2006年9月)



目次に戻る