イギリス人のウィリアムズ症候群患児の身長・体重・頭囲に関する新しい成長曲線
New height, weight and head circumference charts for British children with Williams Syndrome.
Martin ND, Smith WR, Cole TJ, Preece MA.
East Kent Hospitals Trust, United Kingdom.
Arch Dis Child. 2007 Feb 14; [Epub ahead of print]
目的:
イギリス人のウィリアムズ症候群患児に関する成長曲線を作成する。
方法:
子供も成人も全員がウィリアムズ症候群財団(1979年に設立された家族向けのサポート団体)に属している。全員が染色体7q11.23の欠失を有する。身長・体重・頭囲の測定は、スコットランド・イングランド・ウェールズを含むイギリス内19の地域で1人の看護師(スミス)が行った。子供と成人169人が2001年から2004年にかけて最大4回測定(合計測定回数275回)された。加えて、67人については病院のカルテから過去のデータを取得(件数:586)した。センタイル図はコール法(Cole's LMS method)で作成した。
結果:
作成したセンタイル図はこれまでにアメリカやドイツで作成されたものとは異なっており、イギリス人集団により適した標準を提供できる。
結果:
本症候群においては成長の異常が重要な徴候であることから、これらの成長曲線を定期健診に利用することを勧める。
(2007年2月)
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全論文がインターネットに掲載されている。成長曲線も参照できる。年齢とともにBMIの増加が著しい患者の存在がみえる。
(2013年1月)
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