青年期の結腸憩室炎:指標事例と関連する症候群



Colonic diverticulitis in adolescents: an index case and associated syndromes.

Santin BJ, Prasad V, Caniano DA.
Division of Pediatric Surgery, Department of Surgery, The Ohio State University College of Medicine and Nationwide Children's Hospital, 700 Children's Drive, ED 379, Columbus, OH, 43205, USA.
Pediatr Surg Int. 2009 Aug 27.

結腸の憩室疾患は成人ではよくみられるが子どもで診断されることは稀である。外科治療を必要としたS字結腸憩室炎の青年期患者について報告する。憩室炎を併発する小児科の患者は結腸壁の構成組織に影響をあたえる遺伝子の変性を持っていることが普通である。今回の患者はウィリアムズ症候群であったが、エーラス・ダンロス症候群(Ehlers-Danlos syndrome)、マルファン症候群、嚢胞性線維症なども青年期の結腸憩室炎と関連している可能性がある。これらの疾患を有する小児科の患者で腹痛を訴える場合、結腸憩室炎合併の存在を検査すべきである。

(2009年9月)



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