ウイリアムズ症候群の幼児期の発達的特徴
本間 朋恵 1)、仙石 泰仁 2)、中島 そのみ 2)、舘 延忠 2)
1)札幌医科大学 大学院 保健医療学研究科
2)札幌医科大学 保健医療学部
第47回日本小児神経学会総会(2005年5月19日、20日)抄録集 ページS229
【はじめに】
ウイリアムズ症候群(以下、WS)は精神運動発達遅滞、心血管系異常、視空間認知障害などが特徴の第7染色体の遺伝子欠失による隣接遺伝子症候群である。幼児期から軽度の運動や視覚認知発達の遅れが認められるとされているが発達の全体像に関する調査では乳幼児期のマイルストーンに関するものに限られ、諸機能間の関連や視空間認知障害が健在化する発達的過程は不明確である。そこで今回、幼児期の発達状況の特徴を日常場面における行動観察から分析したので報告する。
(2005年5月)
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