ウィリアムズ症候群表現型における言語と非言語能力の分離に関する縦断的評価
A longitudinal assessment of diverging verbal and non-verbal abilities in the Williams syndrome phenotype.
Jarrold C, Baddeley AD, Hewes AK, Phillips C.
Centre for the Study of Memory and Learning, Department of Experimental Psychology,
University of Bristol, UK. C.Jarrold@bristol.ac.uk
Cortex 2001 Jun; 37(3):423-31
ジャロルドら(1998)はウィリアムズ症候群表現型を呈する人においては言語と非言語能力
の発達速度が異なることを示唆する証拠を提示した。しかし、この証拠は縦断的ではなく
横断的なデータから導出されていた。本報告は、40ヶ月以上に渡り16人の患者から得た15
の独自サンプルによって語彙とパターン構築能力の発達を調査した一連の評価データを紹
介する。調査結果は、前述の仮説を支持しており、語彙が同等の精神年齢はパターン構築
能力が同等のそれより早く成長する。また、これは練習の効果が現れているとは考えられ
ないことも判明した。
(2001年8月)
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