たとえ言語能力自体に障害がなくとも運動機能の障害によって子どもの初期言語習得は拘束をうける



Why early linguistic milestones are delayed in children with Williams syndrome:
late onset of hand banging as a possible rate?
limiting constraint on the emergence of canonical babbling

Masataka N. [1] *
[1] Kyoto University, Japan [*]
Developmental Science, May 2001, vol. 4, no. 2, pp. 158-164(7)
Language: English Document Type: Research article ISSN: 1363-755X

現在行っている研究では、年齢が6ヶ月から30ヶ月のウィリアムズ症候群の子ども8人に 対して、母親との交流場面を2週間ごとに観察した。集められたデータを言語と運動の両 活動に関して記録した結果、様々な運動機能のめやすと同様に、規準喃語(canonical babbling)及び初語の発現の遅れが全員に見られることがわかった。それぞれのめやすに 到達する時期がどの程度遅れるかは、個人差がある。それにもかかわらず、この子どもた ちに関して、手をたたく動さの発現が規準喃語の発現を予見する指標になり得ることが判 明した。さらに、規準喃語が一度発現すれば、その2,3ヶ月後には初語の発現が見られる。 この発見は、子どもは手をたたくというようなリズミカルな動作を実行する運動能力の発 達が、規準音節を生成する制御パラメータとして機能している可能性を示唆している。

(2002年2月)



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