ウィリアムズ症候群の幼児に向けた8週間のトレッドミルトレーニングプログラムの成果:症例報告
Outcomes of an 8-Week Treadmill Training Program for a Toddler With Williams Syndrome: A Case Report.
Conklin A(1), Simonds AH.
Author information:
(1)Department of Rehabilitation and Movement Sciences, Rutgers, The State University of New Jersey, Blackwood, New Jersey.
Pediatr Phys Ther. 2021 Jan 1;33(1):E10-E14. doi: 10.1097/PEP.0000000000000770.
目的:
本症例報告は、まだ歩かないウィリアムズ症候群の18か月の子どもに対して8週間のトレッドミルトレーニングプログラムを実施した結果としての機能的あるいはクオリティオブライフの成果に焦点を当てる。
キーポイントのまとめ:
外来患者として8週間のトレッドミルトレーニングを受けたのち、粗大運動機能尺度(Motor Function Measure)と小児のクオリティオブライフの測定尺度(Pediatric Quality of Life Inventory)を用いてけってい測定した粗大運動とクオリティオブライフにおいて患児は臨床的な改善がみられた。
臨床的実践に向けた結論と推奨に関する声明:
トレッドミルトレーニングは本ウィリアムズ症候群の患児には臨床的に有効でありかつ効果的だった。だたしこれを一般化するためにはさらなる研究が必要である。まだ歩かないウィリアムズ症候群の子どもたちや同様の障害を有する子どもたちのケアプランを作成する際に、トレッドミルトレーニングは一考の価値がある。
(2020年12月)
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