ウイリアムス症候群における社会的認知能力



WSA(Williams Syndrome Association)の会報(Heart to Heart, Sprint 1997)に掲載され ていた記事です。同年代の子供たちとうまく付き合えない原因を調査しようとしている研 究を紹介しています。(1997年6月)

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Social Cognitive Abilities in Williams Syndrome

Helen Tager-Flusberg, Kate Sullivan, Jenea Boshart, Jason Guttman, Karen Levine

我々の研究室では、過去数年間にわたって精神発達遅滞を伴う症候群の子供や青年 期のいろいろなグループに対して、社会的理解に関する研究を行ってきた。発達障害を持 つ多くの子供達は、幼年時代の中期までに友達をつくるのが困難であったり、同年代の子 供との良い関係を維持できなかったりする。これらの問題の正確な原因はまだ解明されて いない。また、グループが違えばその原因も大きく異なっている可能性が考えられる。最 近は、ウイリアムス症候群の子供達は、人に対して強い好奇心や関心を持っているにも関 らず、社会性に障害を持っている理由を調査するため、Karen Levine 博士と共同で研究 をしている。

社会的認知の基礎/心の理論(Theory of Mind)

発達をもたらす要因

予備的な発見

今後の研究方針



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