アメリカにおける就学状況



ウイリアムスの子供の教育に関して、何割くらいの子供が普通学級に行くか等の質問に対 して、WSA の事務局長の Terry Monkaba 氏が答えたものです。


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どのような教育を受けているか全員が答えてくれたわけではないので、御質問のパーセ ンテージについてはお答えできません。しかし、WSA が最近行なった教育に関する調査(1 50家族から回答有り)によれば、早い時期に診断された場合は、90%以上が早期療育を受 けています。

ほとんどのウイリアムスの子供達は、特別形式の教育を受けたり公立学校で特別な教育 補助を受けています。一部分の子供達は、学習障害児向けの私立学校に通っています。学校が どのような援助(補助をしてくれる人がいるとか、時間割りの調整等が主な項目です)を提供 してくれるかに依存しますが、以前に比べると、普通学級に完全にとけこんで「普通」に通う ウイリアムスの子供達の数が増えました。

しかし、普通学級への参加がいつも正しい選択だとは限りません。ウイリアムスの子供 達の知能指数は40から104までバラツキがあります。つまり、個人個人の必要性に応じた様々 な教育プログラムに参加する事が大切です。

ウイリアムスの子供達も、小学生の時は通常の教育でうまくいくようですが、中学生や 高校生になると、問題がでてくることがあります。普通の子供にも見られる青年期本来の混乱 に加えて、ウイリアムスの子供達の適応力のなさも一因です。ほとんどのウイリアムスの子供 達は年下や年上の友達を作る傾向があり、同年代の子供とはうまくいかないようです。


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我が家の紘輔は一年生で、普通学級に通っています。週一回は、通級指導学級で、理学療 法や作業療法などを受けています。算数などで苦労はしていますが、先生や友達に恵まれたよ うで、なんとか一年間を過ごしました。(1997年4月)



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