特殊学級児童に対する数・計算指導の効果



下記発表調査対象者2名の内の1人は、調査開始時小学校4年生だったウィリアムズ症候群の女の子です。

(2002年10月)

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天岩静子
信州大学 教育学部
日本心理学会 第62回大会発表論文集 398ページ、1998

特殊学級児童であっても、それぞれの興味・関心をひきだしながら適切な材料を用いて指導を行えば、数の操作や簡単な計算を理解させることは可能であると考えている。問題はいかに興味や関心を持続させるかである。その方法として多様なものを工夫することができるが、今回はカードを用いたゲームを通した働きかけについての報告を行う。

小学校の特殊学級児童2名を対象に、個々の興味・関心に基きながらカードゲームを通して指導を行い、数や計算の能力をいかに促進させることができるかを検討する。



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