Williams症候群の2症例に対する平仮名書字の指導経過



本間 朋恵 1)、楠 祐一 1)、中島 そのみ 2)、仙石 泰仁 2)、舘 延忠 2)
北海道療育園 1)、札幌医科大学保健医療学部 2)
(第9回日本小児神経学会北海道地方会)
脳と発達 2007 Vol 39、319ページ.

視空間認知障害が特徴であるWilliams症候群に対し、平仮名書字の指導を行った。症例1は10歳女児、WISC-V「積木模様」の粗点は1、文字の書き始めの位置や線の方向の理解が困難であり、習得に時間を要した。症例2は11歳女児、「積木模様」の粗点は9。単純な線の文字はすぐに書け、聴覚的手がかりで理解を促すことができた。積木構成課題の成績の違いが文字習得の早さに影響している可能性が考えられた。

(2007年7月)



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