音楽は僕を幸せにしてくれる
2008年3月1日と2日の2日間、三重大学・順天堂大学小児科が主催して東京で「Williams Syndromeが集う“音楽の森”」が開催されました。順天堂大学・こどもの城・FM東京を舞台に、アメリカのウィリアムズ症候群協会(Williams Syndrome Association:WSA)の事務局長であるTerry Monkaba(テリー・モンケイバ)さんと、息子さんでウィリアムズ症候群のドラマーBen君を迎えて、アメリカと日本の子ども達の交流を行いました。以下はBenのプレゼンテーション資料です。
(2008年3月)
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ベン・モンケイバ
(門景場 勉)
音楽はずっと僕を助けてくれた
- 僕は生まれてから今まで音楽を愛し続けている。
たとえ病院に入院しているときでも。
音楽を手がかりに勉強した
- 音楽はいつでも僕を支えてくれる。
- 音楽療法
- 歩きかたを教えてくれた。音楽のビートに合わせて歩いた
- 物事を覚える方法も教えてくれた
音楽は僕に居場所を与えてくれる
音楽は僕の仕事
- 学校の音楽療法アシスタント
- キャンプの音楽療法アシスタント
音楽は僕の仕事
- 教会の楽隊メンバー
- 「Don’t Mind Us」のメンバー
- 地域社会の集まりで演奏
- 学校で演奏
- 障害者支援活動で演奏
得られること
一番うれしいことは −
- 好きなことを「自分ができる」と思えること
- 音楽療法を通じて僕と同じ境遇の子ども達を援助できること。これはとてもすばらしいこと。
- いろいろな人たちの前でドラムを演奏して歌うこと、そして皆が僕の音楽を愛していると感じられること。きっと皆は僕のことも好きでいてくれる
音楽が持つ力
僕達の持つ音楽的才能は、一生の仕事として発揮するか、一週間のうちにほんの数時間だけボランティア活動で使うかの違いは重要ではない。その才能を使うときはいつだって僕らは大きな影響を与えられるのだから。
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